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初心者向けNFTゲームの特徴、始め方と稼ぎ方を全解説!

「NFTゲームが話題になってるけど、仕組みがよくわからない」「ゲームしながら稼げるって聞いたけど本当?」「どうやったら始められるの?」そんな疑問をお持ちの人が多いのではないでしょうか。

本記事ではNFTゲームについて以下の情報を詳しく紹介していきます。

  • NFTゲーム特徴
  • NFTゲームの稼ぎ方
  • 2022年最新のおすすめゲーム5選
  • NFTゲームの始め方
  • NFTゲームの課題
  • NFTゲームの将来性
  • NFTゲームに関するよくある質問

ぜひ最後までお読みいただき、この機会にNFTゲームを始めてみましょう!

目次

1. NFTゲームとは

NFTゲームとは、仮想通貨やNFTで用いられるブロックチェーン技術をベースに作られたゲームのことです。

PCやタブレットで作成されたデジタルアートは簡単にコピーできてしまうため、今まで価値が低いとみられてきました。しかし、ブロックチェーン技術を用いることで、データに所有権がつけられるようになりました。

この技術を応用して作られたのがNFTゲームです。NFTゲームでは、ゲーム内にでてくるキャラクターやアイテムに所有権があり、売買ができます。さらに、データに互換性があるので、ほかのゲームでも利用できます。

さらに取引の信頼性が向上し、不正行為がしにくくなるというメリットもあります。

2. NFTゲームの特徴

それでは、NFTゲームとはいったいどんなゲームなのか、その特徴について説明していきましょう。

2-1. ゲームで遊びながら稼ぐことができる

NFTゲームでは、ゲームで遊んでいるだけでお金を稼ぐことができます

具体的には、ゲームの中でキャラクターやアイテムを作成することができ、入手したキャラクターやアイテムをNFTマーケットプレイスで売却することで収益をあげられるのが特徴です。

また、ゲームで好成績を残すと報酬として売却可能な「トークン」を獲得できる場合もあります。

このようなシステムは「Play to Earn]とも呼ばれています。

2-2. オリジナルのキャラクターやアイテムを作成できる

NFTゲームでは、ゲーム内で手に入れたキャラクターやアイテムは、サービスが終了してしまっても資産として残ります

資産としてキャラクターやアイテムが残る点は、サービスが終了すると価値がなくなってしまう従来のゲームとの大きな違いです。

ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムはウォレットに保存しておけるので、ほかのNFTゲームに引き継ぐことで、資産価値のあるデータとして継続して保有することができます。

2-3. ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムが資産になる

NFTゲームでは、ゲーム内で手に入れたキャラクターやアイテムは、サービスが終了してしまっても資産として残ります

資産としてキャラクターやアイテムが残る点は、サービスが終了すると価値がなくなってしまう従来のゲームとの大きな違いです。

ゲーム内で獲得したキャラクターやアイテムはウォレットに保存しておけるので、ほかのNFTゲームに引き継ぐことで、資産価値のあるデータとして継続して保有することができます。

2-4. 不正行為が起こりにくい

NFTゲームはブロックチェーン技術をベースにしているため、不正に悩まされずにゲームをプレイできます

従来のFPSなどのオンラインゲームでは、プログラムを不正に改ざんして不正にゲームを行う「チート行為」が多発していました。

しかし、NFTゲームは、データの改ざんが非常に困難なブロックチェーン技術を利用しているため不正行為が起こりにくいという特徴があります。

2-5. 基本的に初期費用が必要

NFTゲームではプレイ開始時にNFTを購入する必要があります。

初期費用はゲームによって大きく異なり、数万円以上が必要なゲームもあれば、無料で始められるゲームもあります。

3. NFTゲームの稼ぎ

3-1. ゲームをプレイして報酬をもらう

ゲーム内の特定の条件を達成することで、暗号資産がもらえるNFTゲームがあります。例えば「クエストをクリアする」、「イベントで上位に入賞する」などです。

3-2. 入手したNFTのキャラクターやアイテムを販売する

獲得した希少なキャラクターやアイテムは価値も高いので、NFTマーケットプレイスで高値で売却することが可能です。

3-3. 自作したNFTのキャラクターやアイテムを販売する

NFTゲーム内に出てくるキャラクターやアイテムはNFTで作成されています。

そのためゲーム内で自作したキャラクターやアイテムは唯一無二のものとしてそれ自体資産としての価値を持ちます

評価が上がれば、それだけNFTマーケットプレイスで高値で売却できる可能性が高まります。

3-4. スカラーシップを利用して稼ぐ

スカラーシップとは、他人が保有するキャラクターやアイテムを借りてプレイすることを言います。

NFTゲームで遊ぶためには、はじめにキャラクターやアイテムを購入するための先行投資が必要です。

ゲームによっては10万円程必要なため、参入障壁が高いと感じる人が多いでしょう。

そういう人のために、すでにオーナーとなっている人からキャラクターやアイテムを借りてプレイするのです。

プレイして得た報酬やキャラクターやアイテムは自分のものになりますから、先行投資なしで遊べるのは大きな魅力になります。

4. 【2022年最新】NFTゲームおすすめ5選

4-1. The SandBox

The SandBoxではプレイヤーは仮想空間「メタバース」内を自由に行動できるオープンワールドNFTゲームです

プレイヤーはメタバース空間上の「LAND(ランド)」でオリジナルの

  • キャラクター
  • アイテム
  • ゲーム
  • ジオラマ

の作成ができるほか、イベントの開催も可能です。

作成したキャラクターやアイテム等の販売、「LAND」の売却や賃貸で独自通貨のSANDを稼ぐことができるPlay to Earnゲームです

ゲームの内容は日本で人気の高いマインクラフトと非常に似ています。

The SandboxにはMinecraftと同様に、ゲームクリアという概念がなく、自由に創作活動を行うことができるので、Minecraft好きな人はThe Sandboxにハマるかもしれません。

4-2. Sorare

Sorareはフランスで誕生したサッカー・野球を題材にしたトレーディングカードゲームです。

ゲーム内のスコアは、現実世界の試合結果と連動しておりチーム選手の現実世界でのゴール、アシスト、出場時間、ペナルティなどからスコアが算出される仕組みです。

Sorareではスコア上位のユーザーに仮想通貨やレアカードが賞品として贈呈されます

SorareはNFTになっている選手のカードを使ってゲームをプレイします

ゲームで使用する選手のカードはSorare内のマーケットプレイスで購入するほか、NFTマーケットプレイスで他のプレイヤーが出品しているカードを購入することもできます。

2022年8月にはアメリカのメジャーリーグも追加され、ますます盛り上がりを見せています。

4-3. STEPN

STEPNは2022年に入って人気が上昇しているゲームです。

Move to Earnという新しいジャンルのゲームで、プレイヤーはスニーカーを購入し現実世界でウォーキングやジョギングすることで「GSTトークン」と呼ばれる独自トークンを獲得できます

保有しているスニーカーのスペックやランクによって獲得できるトークンが変化したり、スニーカーの保有数によって歩ける時間が変わったりします。

「GSTトークン」は、換金する以外にも

  • スニーカーの修理
  • スニーカーのレベルアップ
  • Mint(スニーカーの合成)
  • ミステリーボックス開封時間の短縮

といった用途にも用いることができます。

STEPNは、ロードマップの進捗状況が毎月わかるようになっています。

今後スニーカーのレンタルやマラソン大会等のイベントも予定されており、どんどん魅力的になっていくでしょう。

4-4. Axie Infinity

Axie Infinityはプレイヤーが保有しているモンスター「Axie」を戦わせて遊ぶベトナム発の対戦型ゲームです。

遊びながら稼げるNFTゲームの草分け的存在であり、1日のアクティブユーザー数が280万人を超え、数あるNFTゲームの中で特に人気の高いゲームです。

決められた条件をクリアするとAxieやトークンを獲得することができます

2体のAxieを交配させて新しいAxieを生み出すことも可能です。

ゲームを始めるには、ゲーム内で使用する「Axie」を用意しなければならないため、国内取引所のアカウントが必要です。

Axie Infinityでは、スカラーシップ制度を利用することができるため、他のプレイヤーから「Axie」レンタルしてゲームを楽しんだり、稼いだりすることができる特徴があります。

4-5. Crypto Spells

Crypto Spellsは、日本初のトレーディングカードゲームです。

対戦相手の持っているカードと自分の持っているカードを戦わせたり、ミッションをクリアしていくゲームです

カードはゲーム内で使用したり、マーケットで販売したりできるので、レアカードを持っていれば高い収益を上げることができるかもしれません。

ゲーム内で開催される大会の賞品でもらえる「カード発行権」を利用して、プレイヤーが自分でカードを作成することができます。

プレイヤーがゲームの運営につき提案を行うことができるのも大きな特徴です。ゲーム内の様々な要素を考慮し提案権を持ったユーザーが多数決で決めていきます。

デイリーミッションをクリアすると「MCHコイン」という仮想通貨を獲得できます

5. NFTゲームの始め方

5-1. 仮想通貨取引所に無料登録する

初期費用無料のゲームを除き、NFTゲームを始めるためには、ゲームに必要な仮想通貨を購入する必要があります

ゲームに必要な仮想通貨は異なるので、それぞれの通貨を取り扱っている仮想通貨取引所に無料登録して口座を開設しましょう。

5-2. 必要な場合、NFTゲームに対応した仮想通貨を購入

初期費用無料のゲームでは、仮想通貨を買う必要はありませんしかし、仮想通貨を持っている方がより本格的に遊べます。

必要があれば、ゲームに合った仮想通貨を購入しましょう。

5-3. NFTゲーム用のウォレットを準備

仮想通貨取引所で仮想通貨を購入したら、ウォレットと連携して送金します。

仮想通貨ウォレットはGoogle Chromeの拡張機能で簡単に利用できる「Meta Mask」がおすすめです。

5-4. NFTゲームのアカウント作成

プレイしたいゲームのアカウントを作成します。

初めてNFTゲームをプレイする方は、初期費用無料で遊べるFree to Pay形式のゲームがおすすめです

公式サイトにアクセスして、アカウントを作りましょう。

5-5. 必要に応じて専用アプリをインストール

ゲームによっては専用アプリが必要な場合があります。

公式サイトにアクセスして、必要なアプリをインストールしましょう。

5-6. ゲームを開始

NFTゲーム内に仮想通貨の入金が完了したら、さっそくゲームスタートです。

まずはゲームを無料でプレイしてみて、必要になったタイミングで入金した資金を活用してみてください。

6. NFTゲームの課題

6-1. ゲームのクオリティが低い

NFTゲームは、

  • 面白さ
  • ストーリー性
  • 操作性
  • キャラクターやアイテムのユニークさ

など総合的に見てクオリティが低いと言われています。

現在はまだ大手ゲーム会社が参入しておらず、NFTゲームの絶対数が少ないのもクオリティが低い一因となっています。

今後大手ゲーム会社も含め参入する企業が増えれば、競争が激しくなり、面白いゲームが増えてくるでしょう。

6-2. 参入障壁が高い

NFTゲームはNFTを取り扱うため、既存のゲームに比べて参入障壁が高いという問題があります。

初期費用無料のゲームは問題ありませんが、初期投資が必要なゲームの場合、仮想通貨やウォレットを用意したり、送金する手間がかかります。

このため、「始めるまでの手順が面倒くさい」と感じて始められない人が多いと予想できます。

6-3. 法整備が不完全

法整備が追いついておらず、ユーザー保護やセキュリティといった観点においてまだリスクが高いと考えられています。

NFT市場は今後拡大していくことはほぼ確実と言えます。

しかしNFTという「新たな資産」は、利用範囲が非常に広く、現状の所有権や知的財産保護の法律だけでカバーしきれるものではありません。

NFT市場の拡大に合わせて、政府による法整備や事業者による新しいルール作りが求められています。

6-4. ハッキングの可能性がある

NFTゲームはブロックチェーン技術によって、不正や改ざんがされにくい特徴がありますが、それでもハッキングのリスクが残ります

2022年3月には、ご紹介したAxie Infinityでのハッキング事件が大きな話題になりました。

ハッキングの心配がなく、安心してプレイできるようにならなければ、NFTゲームが今後広く浸透することはないと言えるでしょう。

6-5. キャラクターやアイテムの資産化が理論通りにいかない

NFTゲームにおいては、ブロックチェーン技術によってキャラクターやアイテムの資産化が理論上可能です。

そのため、取得したキャラクターやアイテムを他のゲームで利用したり、マーケットプレイスで売買することができます。

しかし、実際に他のゲームでも使用できるキャラクターやアイテムは多くなく、開発会社がそのように設計しない限り使うことはできません

またユーザー数が大幅に増えないという状況のために、マーケットプレイスで活発にキャラクターやアイテムの取引がなされているとは言えない状況です

キャラクターやアイテムの二次利用が可能であるという点は、NFTゲームの大きな強みであるため、これらの課題を早急に解決することが求められています。

7. NFTゲームの将来性

7-1. NFT市場の盛り上がり

マーケッツアンドマーケッツ社はNFT市場の成長について次のように予測しています。

NFT市場は2022年の30億5,600万米ドル(約4,196億円)から2027年までには136億7,900万米ドル(約1兆8,782億円)と、4.4倍超の規模にまで成長する。

予測期間中のCAGR(年平均成長率)は35.0%の見込み。

NFTゲームは、NFT市場と密接な関係にあるため、NFT市場の盛り上がりが続く限り、NFTゲームの勢いも続くものと考えられます

7-2. 大手企業の参入

NFTゲームの取引市場はまだまだ成長途上です。

今後さらに発展していくためには大手企業の新規参入が不可欠と言えます。

現在国内外の大手企業がNFTゲーム業界への進出を検討しています。

大手ゲーム会社がNFTゲームを開発することで、これまで仮想通貨に興味のなかった層がNFTゲームをプレイし始めることになり、市場規模も一気に拡大していく可能性が高いでしょう。

7-3. 法規制が強化されるおそれ

NFTを含む仮想通貨分野は、市場が急拡大したために法律の整備が追い付いていません。

今国内外でルールが検討されていますが、結果によっては強い規制がかけられてしまうおそれがあります

このため、急拡大しているNFT市場の勢いに、ブレーキがかかってしまう可能性があるので注意が必要です。

規制の緩い今が、あえてリスクを取ってリターンを享受するチャンスと言えるかもしれません。

7-4. 仮想通貨の価格に影響を与える

NFTゲームが盛り上がることで、仮想通貨の価格が影響を受けるかもしれません。

ブロックチェーン上に存在するNFTは、仮想通貨によって取引されています。

そのため、NFTが欲しい人が多くなれば、仮想通貨の需要が高まります。

NFTゲーム市場の盛り上がりが、仮想通貨市場を活性化し、仮想通貨の価格が上昇する可能性があります。

8. NFTゲームに関するよくある質問

・NFTゲームで稼いだお金に税金はかかりますか

NFTゲームで稼いだお金はすべて「雑所得」として課税対象になります

雑所得が20万円を超えた場合、確定申告を行う必要がありますので、複数のNFTゲームをプレイしている人や、仮想通貨投資を行っている人はご注意ください。

・未成年でもNFTゲームで遊べますか

NFTゲームは、未成年でもプレイすることができます

対象年齢を公式サイトで確認しましょう。

ただ、NFTゲームで収益化をしたい方は、仮想通貨取引所に口座開設を行う必要があります。

国内取引所の場合、口座開設は20歳以上が対象となっているので、未成年の場合成人を待つ必要があります。

・NFTゲームに初期費用は必要ですか

NFTゲームを単に遊んで楽しむだけであれば、初期費用は発生しないことが多いです。

ただし、NFTゲームで稼ぎたい場合、ある程度の出費が必要です。

特にキャラクターやアイテムの入手・作成を行うには費用がかかります。

キャラクターやアイテムの購入が必要なゲームでも、前述のスカラーシップ制度を使えば初期費用の負担なくプレイすることも可能です。

・NFTゲームは安全ですか

法整備が十分でないNFTゲームは、他の投資商品と比較すると、何らかの不利益を被る可能性が高いかもしれません。

そのためユーザー保護やセキュリティの観点からは、現時点では100%安全な商品とは言えません

不安な場合は、法律やその他のルールが整備され、安心してゲームができる環境が整うまで待つのも良いでしょう。

ただ、様々な規制がかかると稼げるチャンスが減る可能性もあるため、リスクを取ってでも早めにNFTゲームを始め、チャンスを活かすことも検討してみましょう。

・無料で遊べるNFTゲームはありますか

無料で遊べるNFTゲームがたくさんあります

いきなり課金するのに抵抗があれば、まずは無料で遊べるNFTゲームから始めてみましょう。

・スマホで遊べるNFTゲームはありますか

NFTゲームにはスマホでプレイできるタイトルが多数あります

いくつか紹介しましょう。

  • Axie Infinity
  • My Crypto Heroes
  • Crypto Spells
  • TownStar
  • STEPEN

AppStoreやGoogle Playからダウンロードできるので、気軽にプレイしてみましょう。

9. NFTゲームについてのまとめ

今回は、NFTゲームの特徴から始め方、稼ぎ方、最新のお勧めゲーム、課題や将来性について網羅的に紹介しました。

  • NFTゲームとは、仮想通貨やNFTで用いられる「ブロックチェーン技術」をベースに開発されたゲーム
  • ユーザーは、NFTゲームをプレイするだけでお金を稼ぐことができる
  • NFTゲームでは、自分だけのオリジナルキャラクターやアイテムを作成可能
  • NFTゲームは国内外で法規制が追いついておらず、ユーザー保護やセキュリティの面から今後の整備が待たれる
  • NFT市場は拡大しており、今後参入企業が増えればNFTゲームの市場規模も拡大が見込まれる

NFTゲームに興味があり、これから始めてみたいと考えている人は、この記事を参考にぜひ始めてみてください!

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